水は生命の最大の構成要素であり、様々な生命活動に関与します。ほとんどの動物にとって体内の水の20%前後の喪失は致死ですが、クマムシなどの特殊な動物は体内の水分をほとんど失っても生存することができます。この乾燥耐性の獲得には、脱水過程で代謝活動が停止した休眠状態(乾眠)への移行が必要です。
これまでの研究で、乾眠にはクマムシに固有のタンパク質が重要な役割を果たすことが分かってきました。このようなタンパク質は脱水ストレスに応答して細胞内で凝集化や線維化を起こすことが見つかりつつありますが、その役割については大部分が未解明です。クマムシに固有なタンパク質の細胞内での振る舞いを調べることで、乾眠の仕組みを細胞レベルで明らかにしたいと考えています。
博士(理学), 2023
東京大学
修士(理学), 2020
東京大学
学士(理学・生物系), 2018
京都大学