クマムシ類は体長がおおむね1mm未満の微小な動物で、4対の脚を持ちます。これまでに約1,500種が報告されており、通常の市街地のほか、深海、高山、極地まで幅広く生息しています。ゆっくり歩くことから緩歩動物と呼ばれ、分類上独自のグループを形成しています。近縁な動物群としては、節足動物(昆虫やエビ・カニなど)や有爪動物(カギムシ)があげられます。

陸生クマムシの多くは乾燥耐性を持ち、周囲が乾燥すると脱水して縮まり乾眠と言われる状態になります。この状態では水含量は数%にまで低下しており、生命活動は見られません。驚いたことに死んだわけではなく、水を与えると速やかに活動状態に復帰します。乾眠状態のクマムシは様々な極限的な環境に曝露した後も、給水により生命活動を再開することから、マスメディア等では最強動物などと言われることもあります。これは、他の動物が耐えられないような厳しい環境でも生き残る事ができるという意味で最強の部類に入るということで、他の動物と戦って勝てるということではありません。また、こうした耐性はすべてのクマムシが持つわけではありません。